大手通信キャリア、遠伝電信（ファーイーストーン・テレコム）は16日、他社ネットワークとの通話料金を平日は半額（キャリア内通話は無料）とした上で、モバイルデータ通信使い放題を加えた新プランを月額基本料1,365台湾元（約3,600円）で提供すると発表した。下半期の夏休みおよび機種変更需要期、商機獲得を狙う構えで、通信料の値下げ合戦を促しそうだ。17日付経済日報が報じた。
遠伝の新プランは、音声通話サービスの月額基本料金が590元で、モバイルネット使い放題が775元。他キャリア向け通話は最初の75分を無料とし、それ以上の通話は平日の場合毎秒0.0565元と従来の半額となる。
このほか通話の利用時間が中低程度のユーザーをターゲットに、通話基本料金290元にネット使い放題499元を加えた月額789元プランも提供する。こちらも他キャリア向け通話は平日半額で、キャリア内通話が毎回最初の２分が無料となる。
遠伝は新プラン提供により、ユーザー数が20%以上増え、モバイルネットとの組み合わせ契約も成長すると見込んでおり、非音声サービス売上高構成比を30%とする今年の目標達成に貢献すると期待している。
