中華電信はこのほど、同社がロンドン五輪期間中に提供するテレビ、パソコン、スマートフォン向け高画質中継サービスについて、スマートフォンでは専用アプリケーション「Hami奥運賽事全頻道」、ＰＣの場合は「HiChannel」サイトを通じて同社ユーザーでなくても無料で視聴できることから、約1,236万人が利用するとの見通しを示した。また五輪効果により、現在113万8,000件のマルチメディア・オンデマンド（ＭＯＤ）ユーザーが130万件に増え、6,000万台湾元（約１億5,700万円）の広告収入をもたらすと予測している。20日付経済日報が伝えた。
中華電信は今回の五輪中継に向け、14のＨＤ画質チャンネルのほか、３Ｄ（３次元）映像対応チャンネルも１つ設ける。
なお五輪期間中はデータトラフィックが大幅に増えることを見越し、同社は４億8,000万元を投じて▽第３世代（３Ｇ）基地局を1,000カ所増設（計9,200カ所以上に）▽高速パケット通信規格「HSPA+」基地局を700台増設▽無線ＬＡＮ（Wi-Fi）アクセスポイントを３万カ所以上に増設──するなどネットワークの充実を図った。
