市場調査会社、ウィッツビュー・テクノロジーとディスプレイサーチの調査によると、７月下旬の液晶パネル価格は40、42、50インチのテレビ用のみ１米ドル上昇した。一方、55インチは７月上旬に続いて１米ドル下落、ほかはほぼ横ばいだった。23日付自由時報が報じた。
ディスプレイサーチによると、中国は６月に省エネ家電購入に対する補助金政策を施行し、従来型の冷陰極蛍光ランプ（ＣＣＦＬ）バックライト搭載テレビから、発光ダイオード（ＬＥＤ）バックライト搭載テレビへの買い替えを推進している。これにより、家電メーカーの在庫消化が進む見通しだ。ただ、６月のうちにパネルを前倒しで調達しているため、第３四半期にはパネル需要が鈍化すると予測した。
７月下旬のノートパソコン用パネル価格は、ＰＣ大手の在庫調整で、0.3～0.5％下落した。
