中度（強い～非常に強い）勢力の台風９号（アジア名・サオラ）の接近に伴い、台北市、新北市、基隆市の北部３市は、１日午後６時から２日午前０時までの公共機関・学校の休業措置を発表した。台北市は午後８時に、２日に休業措置をとるか否かを発表する予定。また、宜蘭県と花蓮県は１日午後から休業措置をとった。
大雨を見越して、北部の石門ダム（桃園県）では水の放流を始めた（31日＝中央社）
台風９号は午後２時半現在、花蓮の東南東約180キロメートルの海上を時速10キロのスピードで、北北西から西北に進路を変えつつ進んでいる。２日午後２時には台北の東北東約60キロの海上に達する見通しだ。
台風は勢力を強めており、中央気象局では台湾各地で非常に激しい雨と風に見舞われる恐れがあるとして警戒を呼びかけている。
