財政部国有財産局（国産局）はこのほど、新北市の温泉地、金山区に歌手の故テレサ・テン（鄧麗君）さんを記念する「テレサ・テン芸文園区」を温泉旅館とともに開発する計画を明らかにした。ＢＯＴ（建設、運営、譲渡）方式で民間資金７億2,900万台湾元（約19億円）を呼び込みたい考えだ。７日付工商時報が報じた。
国産局によると、同園区は、現在金山区温泉育楽センター（約4,200坪）がある場所に開発する計画で、参観のみを対象とする予定だったが、今年初めに新たな源泉が発見されたことから、宿泊や入浴が可能なレジャー施設の建設計画が持ち上がった。
同園区は、特に中国人と日本人の観光客が多く訪れるテレサ・テンさんの墓地「筠園（新北市金山区）」と、毎年延べ190万人が訪れる同市の有名な景勝地、野柳地質公園（同市万里区）の中間に位置する。また、近くには「老街」と呼ばれる昔ながらのレトロな街並みも残されており、ホテルが完成すれば同エリアへの観光客増が期待できる。
