大手タイヤメーカー、正新橡膠工業は８日、米プロバスケットボール協会（ＮＢＡ）で活躍する台湾系選手、ジェレミー・リン（林書豪）が移籍したヒューストン・ロケッツと、台湾企業として初めてスポンサー契約を結んだと発表した。アジアで高い人気を誇るリン選手の所属チームを支援することは、正新にとって新たな成長につながると業界ではみられている。９日付経済日報が報じた。
契約によると、ロケッツは今シーズン、すべてのホームゲームで会場の発光ダイオード（ＬＥＤ）掲示板に正新の主力ブランド「マキシス」製品を最低１分間表示する。契約額は明らかにされていないが、関係者は「数億台湾元（１元＝約2.6円）以上」とみている。
米スポーツ専門チャンネル・ＥＳＰＮによると、同社は前シーズンもリン選手が所属したニューヨーク・ニックスと数百万ドルでスポンサー契約を結んでいた。同社はスポーツ関連の協賛契約に積極的で、これまでに米プロ野球大リーグの王建民投手や女子プロゴルファーのヤニ・ツェン選手とスポンサー契約を結んでいる。
