アップルのスマートフォン「iPhone」の次世代機種（通称・iPhone5）に部品を供給するとされるメーカーの７月売上高が前月比で軒並み２割前後の増加と、予想を上回る成長を見せており、同製品の発売が迫っていることをうかがわせた。９日付経済日報が報じた。
iPhone5向けにコネクター、ケーブル、充電器を供給するとみられる正イ精密工業（フォックスリンク、イは山の下に威）が８日発表した７月売上高は、前月比24％増の78億7,000万台湾元（約206億円）で、今年最高を記録した。また第３四半期通期の売上高は過去最高更新が見込めそうだ。
デジカメ用レンズの供給が見込まれる大立光電（ラーガン・プレシジョン）と玉晶光電（ジニアス・エレクトリック・オプティカル）も、ラーガンの７月売上高が前月比21％増の11億7,900万元、ジニアスが前月比19.69％増、前年同月比23.08％増の８億7,000万元となった。
またプリント基板（ＰＣＢ）を生産する台郡科技（フレキシウム・インターコネクト）は、第２四半期通期の連結売上高が31.02％減の17億9,200万元だったものの、７月は前月比28.98％増の７億4,840万元となった。
