行政院衛生署中央健康保険局（健保局）はこのほど、全民健康保険監理委員会で2011年の医療支出に関する報告を行い、診療報酬点数の請求が前年比4.933％の伸びを示したことを明らかにした。13日付医薬新聞（週刊）が伝えた。
診療報酬点数の伸びは、試験導入中の総額支給方式の基準となる総額予算協定に基づく診療報酬伸び率（2.855％）を上回る数字だ。
診療報酬点数の伸びは、外来が5.7％、入院が3.3％だった。うち、薬剤費は外来で8.7％、入院で7.5％増えた。
薬剤費の診療報酬点数は、「心血管系統用薬」（277億点）が最高で、前年を9.1％上回った。2位は「抗腫瘍・免疫系統用薬」（210億点）で12.9％増えた。3位は「胃腸・代謝系統用薬」（172億点）で11.7％の増加だった。
このほか、全民健保加入者１人当たりの外来、入院医療年間利用回数は、前年を0.5回上回り15.1回となった。
