中央銀行の20日発表によると、第２四半期の資本収支は69億9,000万米ドルの赤字だった。赤字は８四半期連続で、2008年の世界金融危機発生以降で最も長い。経常収支は100億米ドルの黒字だったため、国際収支は31億1,000万米ドルの黒字だった。21日付工商時報が報じた。
資本収支のうち、直接投資は19億7,000万米ドルの赤字で、10四半期連続で10億米ドルを超えた。証券投資は台湾居住者の海外証券投資が74億2,000万米ドルの赤字、外資の台湾証券投資も61億1,000万米ドルの赤字だった。ある銀行の主管は、景気見通し不透明、投資環境の悪化、台湾市場の小規模さの、すべてが台湾への投資意欲減退の理由との見方を示した。
上半期の経常収支は209億6,000万米ドル黒字、資本収支は104億6,000万米ドル赤字で、国際収支は82億1,000万米ドル黒字だった。
