西洋薬卸売業、盛弘医薬（シェアホープ・メディスン）の楊弘仁董事長は22日、カナダの血液製剤研究開発（Ｒ＆Ｄ）および製造メーカー、博輝生物科技に2,500万台湾元（約6,600万円）を出資して、株式25％を取得すると発表した。これは博輝生技の持つ血液製剤技術を好感したもので、今後両社は３年で約30億元を投じて技術の共同開発を進めるとともに、台湾に同薬剤の受託製造工場設置を検討していることも明かした。23日付経済日報が報じた。
楊董事長は、「血液製剤技術は世界の医療分野において重要な地位を占めている。博輝生技は同分野で長年研究開発を行っており、同社の血液製剤は早ければ２～３年内に米食品医薬品局（ＦＤＡ）の認証を取得できる」と述べた。
盛弘医薬は最近、医療産業における川上川下領域の垂直統合を積極化しており、中国では医療管理事業への進出も果たしている。
