明基友達集団と長興化学工業（エターナル・ケミカル）の合弁・化学材料メーカー、達興材料（Daxin Materials）は27日、台中港に隣接する工業団地、加工出口区中港園区における支社設置について経済部加工出口区（輸出加工区）管理処の認可を取得した。投資額は44億台湾元（約115億円）。主に液晶ディスプレイ、発光ダイオード（ＬＥＤ）、太陽電池向け川上材料の研究開発（Ｒ＆Ｄ）、生産、販売を手がける。具体的にはフォトレジスト材料、太陽電池用シリコンウエハー切削液、光学分野およびＬＥＤパッケージング（封止）向けペーストなど。28日付経済日報が報じた。
政府関係者は、液晶ディスプレイ、ＬＥＤ、太陽電池向け川上材料は、台湾が比較的弱く、かつ将来性の高い分野で、効果的に販路を拡大し、増大する需要に対応できる環境を整備したいと説明した。
このほか加工出口区管理処は同日、米アプライド・マテリアルズの高雄園区進出（液晶ディスプレイおよび電子産業関連材料の販売・精密ダイカッティング・受託加工）など４件の投資計画を認可した。
