29〜30日に開催される「台湾タッチパネル・光学フィルム製造プロセス・設備・材料展覧会」（タッチ台湾2012）に出展する奇美電子（チーメイ・イノルックス）は、今回初めて５インチのフルハイビジョン（フルＨＤ）液晶パネルモジュールを公開する。その精細度は443ppiに達し、解像度は1,080×1,920と高画質化を図ったほか、消費者の審美眼に耐えられるよう、超スリムベゼル（枠）やパネルのデザインにも注意を払ったという。29日付電子時報が報じた。
また奇美電の展示では、白色有機発光ダイオード（ＯＬＥＤ）パネル「trueoled」のうち、326ppiの3.4インチ製品および257ppiの4.3インチ製品で、低コスト、高い歩留まり率、省エネ、高視野角といった強みを武器に第４四半期から量産に入る見込みだ。
ほかにもモバイルデバイス向けハイエンドパネルシリーズや、車載用の6.5〜8インチ高視野角パネルも展示する予定で、ハイエンド中小型パネル市場に注力する同社の姿勢がうかがえる。
