華碩電脳（ＡＳＵＳ）は３日、グーグルと共同開発した低価格タブレット型パソコン「ネクサス７」の台湾発売が９月中旬に決定し、小売店での予約を即日開始すると発表した。予約販売は16GB（ギガバイト）のみで、本体価格は米国の249米ドルを上回る8,990台湾元（約２万3,600円）。４日付経済日報が報じた。
ネクサス７は１万元を切る価格が魅力だ（ＡＳＵＳリリースより）
ＡＳＵＳの発表を受け、台湾大哥大（タイワン・モバイル）は同日、遠伝電信（ファーイーストーン・テレコミュニケーションズ）は４日から同製品の予約を開始した。両社とも３年の通信契約を結べば本体価格が1,990元になるプランなどを用意している。中華電信は予約販売を行わない。
なお、欧米とアジアなどで販売価格に差があることについてＡＳＵＳの沈振来執行長は先ごろ、「各地域で税率に差があることに加え、アジア地域では販売価格に税額が含まれていることが多く、また販売業者が設定する粗利益率が比較的高いため」と説明している。
ＡＳＵＳはネクサス７の出荷が拡大を続けていることから、第３四半期のタブレットＰＣ全体の出荷台数が200万台を上回ると予測している。
