パソコン大手、宏碁（エイサー）の創業者、施振栄氏は６日、華碩電脳（ＡＳＵＳ）が低価格ノートＰＣ（ネットブック）「Eee PC」シリーズの生産を第４四半期で停止する意向を表明したことを受けて、エイサーも撤退の可能性があるとみられていることについて、「ネットブック市場は確かに縮小しており、競合他社も相次いで撤退しているが、まだ一定の満たすべき需要がある」と述べて観測を否定した。７日付経済日報が報じた。
施氏は現在エイサーの経営には携わっておらず、見解は第三者としての立場として記者の質問に答えたものだ。
施氏はまた、ネットブックが市場から姿を消すかどうかを見極めるには、もう少し時間が必要との見方も示した。ライバルの撤退は新たなチャンスでもあり、エイサーが今すぐにネットブック市場からの完全撤退を考えているようには見えないと指摘した。
