市場調査会社、ウィッツビュー・テクノロジーによると、８月の大型液晶パネルの世界出荷枚数は、前月比9.8％増、前年同月比15％増の6,907万枚だった。17日付工商時報が報じた。
８月はモニター用が前月比13％、テレビ用が同12％増加した。テレビ用の出荷増は、下旬に中国で省エネ家電購入に対する補助金政策第２弾が発表され、対象ブランドメーカーが増えたこと、および建国記念日（10月１日）連休前の在庫補充が挙げられる。
用途別の出荷枚数は、▽モニター用、1,533万枚（前月比13％増）▽テレビ用、2,065万枚（同12％増）▽12.1インチ以上のノートパソコン用、1,847万枚（同11.7％増）▽タブレットＰＣ用、1,233万枚（同8.3％増）▽低価格ノートＰＣ（ネットブック）用、228万枚（同23.2％減）──だった。
９月の出荷見通しについてウィッツビューは、川下ブランドが决算時期を迎えて在庫調整を行っている影響により、タブレットＰＣが２けた成長となる以外は出荷減となり、全体で前月比１％増にとどまるとみている。
