ニュース 鉄鋼・金属 作成日:2012年11月1日_記事番号:T00040230
ステンレス大手の燁聯鋼鉄(YUSCO)は31日、11月の300系冷延・熱延のステンレス鋼板価格を、台湾域内向けで1トン当たり1,000台湾元(約2,700円)、輸出向けで30米ドル値上げした。400系製品価格は据え置きとした。ステンレス価格が極端な安値圏にあったこと、および原料のニッケル国際価格の上昇により、値下げ余地はないと同社は説明した。1日付経済日報が報じた。
これに対し川下のステンレス加工メーカーからは、台湾価格は国際価格より50~150米ドル高く、台湾価格の高値が続けば、中国や韓国からのステンレス輸入を検討せざるを得ないと反発の声が聞かれた。
証券会社は、今回のYUSCOの値上げ幅について、ニッケル国際価格の上昇幅からみて大きくないとみている。YUSCOをはじめ川上メーカー側は値下げには応じないとの予測だ。
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