百貨店最大手、太平洋崇光百貨（太平洋そごう百貨）は８日、台北３店（忠孝館、復興館、敦化館）で創業祭（周年慶）セールをスタートし、同日売上高が前年比７％増の８億台湾元（約22億円）に上った。今年の周年慶セール初日売上高の最高額だ。特に化粧品が２割増え、平均客単価は１万元に迫った。９日付蘋果日報などが報じた。
忠孝館は化粧品の限定特別セットを目当てに開店前に1,000人以上が行列した。早朝５時から並んだ強者もおり、中でも基礎化粧品ブランド「ＳＫ−Ⅱ」の化粧水セットは限定540組の整理券が開店１時間半前になくなる盛況ぶりだった。忠孝館、復興館では冬用布団が1,000枚以上売れた。
同社の李光栄総経理は、セール用ＤＭの掲載商品は全商品の１割にすぎないが、売上高の５割近いと指摘した。
新光三越百貨の天母店も同日から周年慶セールを開催。ブランド品、３Ｃ（コンピューター、通信、家電）製品、スーパーマーケットの売り上げが３割増え、全体は５％増で１億元を突破した。
