ＥＭＳ（電子機器受託生産サービス）世界最大手、鴻海科技集団（フォックスコン）は12日、中国・広東省深圳市の龍華工場で暴動が起きたとの観測を否定した。インターネット上では、従業員寮で９日夜に仕事を終えた従業員が警備員に殴られ、1,000人以上の抗議活動に発展したという話や、賭け事を摘発された従業員を警備員が殴り、両者が衝突したという話が流れている。13日付電子時報が報じた。
鴻海は地元警察によると、９日夜、従業員が賭け事をしているとの通報で駆け付けた際にトラブルになり、200人以上を巻き込む騒ぎになっただけで、双方は話し合いで解決したと説明した。
鴻海の太原工場（山西省）では９月末に従業員2,000人を巻き込む大規模な騒動が発生し、操業を１日停止していた。
