国際連合教育科学文化機関（ユネスコ）がサポートするＮＧＯ機関「The Most Beautiful Bays in the World」は12日（台湾時間）、台湾の澎湖県が行った澎湖湾の同組織への加盟申請を認めることを決定した。これにより澎湖湾は「世界で最も美しい湾」の一つと認められることになり、王乾発県長は「澎湖の観光産業発展を促進する」と強調した。中央社が13日伝えた。
澎湖湾は加盟による知名度向上で、世界中から多くの観光客が訪れることが期待される（澎湖県リリースより）
「The Most Beautiful Bays in the World」には現在、▽サンフランシスコ湾（米国）▽青島湾（中国）▽ハロン湾（ベトナム）▽モン・サン＝ミシェル湾（フランスの）──など28カ国・地域、37カ所が登録されている。
澎湖湾は2010年に加盟への招待を受けたものの、中国による妨害工作などでこれまで登録が認められていなかったが、今年は県、中央政府および外交部が積極的に加盟運動を展開し、同県の文化、海洋地質公園、温室効果ガス削減対策、海洋生態保全に対する取り組みが評価され、加盟が実現した。
