中央銀行が５日発表した11月末時点の外貨準備高は4,009億5,600万米ドルで、前月比17億4,000万米ドル上昇した。2011年６～８月以来の4,000億米ドル突破で、統計開始以降の最高だった。６日付工商時報などが報じた。
林孫源・中銀外匯局長は運用益とユーロなどの対米ドルレート上昇が理由と説明した。
市中銀行の関係者は、外資の流入が多く、急激な台湾元高を懸念した中銀がドル買い介入を実施したと指摘した。
台湾の外貨準備高は世界４位で変わらず、上位３位は▽中国、３兆2,851億米ドル（10月末）▽日本、１兆2,742億米ドル（10月末）▽ロシア、5,268億米ドル（10月末）──だった。
