ニュース その他製造 作成日:2013年3月21日_記事番号:T00042698
中国の太陽電池メーカー大手、無錫尚徳太陽能電力(サンテック・パワー)が財務危機に陥っていた問題で、無錫市中級人民法院は20日、同社の破産を宣告した。21日付旺報が伝えた。
台湾の太陽電池業界は、中国メーカーの生産過剰による被害を受けてきただけに、サンテック破綻は追い風となりそうだ。サンテックの生産能力は台湾の業界上位3社の合計に迫る規模だ。破産後の再建過程で、サンテックの生産が完全にストップするわけではないが、生産規模の調整は必至で、今後の太陽電池市場では需給バランスの調整が進むとみられる。
台湾経済部幹部は「長期にわたる供給過剰となっていた太陽電池産業とってプラスになる。台湾メーカーに発注がシフトする可能性もある」と指摘した。
一方、米国は既に昨年、中国製太陽電池に対しダンピングを認定し、反ダンピング関税を課すことを決めているほか、欧州連合(EU)も中国製太陽電池に対する反ダンピング調査を進めている。今後中国製太陽電池に相次いで高額な関税がかけられれば、技術やコスト面で優位に立つ台湾メーカーへの発注切り替えが進むと見込まれる。
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