ニュース 商業・サービス 作成日:2013年3月26日_記事番号:T00042776
香港メディア大手、壱伝媒(ネクスト・メディア)が台湾事業を中国信託慈善基金会の辜仲諒董事長らに譲渡するとした昨年11月の合意が破棄される可能性が高まっている。26日付経済日報が伝えた。
原因は買収側の内部に意見対立があるためだ。2位株主となる予定だった蔡紹中氏の父親で、メディア大手・旺旺中時集団の蔡衍明董事長は、壱伝媒の台湾事業を買収した場合、メディア独占への批判から、これまで築いた「メディア王国」の地位が危うくなることに危機感を抱き、出資比率を引き下げる意向を固めたとされる。しかし、他の出資者も単なる共同出資者ではなく、今回の譲渡の主な当事者となることを恐れており、出資比率の引き上げには消極的とされる。
このため市場では、▽壱伝媒が台湾事業を継続保有する▽壱伝媒が台湾事業を清算する▽当初、テレビ事業の壱電視(ネクストTV)の売却先に決まっていた年代電視の練台生董事長との再交渉──などの可能性がささやかれている。
合意によれば、壱伝媒台湾の印刷媒体とテレビ事業を辜仲諒董事長らに175億台湾元(約175億円)で売却することになっており、27日が契約の履行期限となっている。
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