ニュース その他製造 作成日:2013年3月26日_記事番号:T00042788
製紙最大手の永豊餘投資控股(YFY)は25日、トイレットペーパー・ティッシュペーパーなど家庭紙市場を好感し、2015年までに中台で生産ラインを10本増設する計画を明らかにした。投資額は80億台湾元(約250億円)。台湾家庭紙メーカーとしては最近10年で最大の投資だ。これにより家庭紙の年産能力を、17万5,000トンから42万トンへと2.4倍拡大する。家庭紙市場で台湾首位、中国5位以内を狙う。26日付工商時報などが報じた。

投資計画は2段階で進める。第1段階は14年に新屋工場(桃園県新屋郷)、中国の揚州工場(江蘇省揚州市)および広東工場に各2本の生産ラインを増設する。第2段階では、15年に揚州工場と広東工場でさらに2本ずつ増設する。生産ライン計10本の増設で、中華圏での家庭紙生産ラインは19本となる。投資額の内訳は台湾で20億元、中国で60億元だ。
台湾シェア、目標35%
同社によると、ティッシュペーパー原紙の台湾輸入量は12年、5万3,000トンに上った。台湾域内生産量の22%に当たり、この分の市場開拓余地があるため品質向上などにより攻略を図る考えだ。
永豊餘は「五月花」、「得意」、「柔情」の3ブランドで台湾家庭紙市場でシェア25%を獲得しているが、生産ラインの増設によって15年には35%まで拡大させ、首位の台湾キンバリー・クラーク(KC)を逆転する考えだ。「舒潔(クリネックス)」「可麗舒」などを手掛けるKCの現在のシェアは34%。
中国市場では、長江デルタ地域、北京および天津に五月花を投入している。上海でのシェアは4位、華東地区のシェアは8位だ。今後は広東省での生産に伴い、販売エリアを華南地域にも拡大し、中国市場全体で5位以内を目指す。
栄成紙業、無錫工場拡張
一方、工業用紙大手、栄成紙業の鄭瑛彬董事長は同日、今年中国・無錫工場(江蘇省)に年産25万トンの生産ライン1本を増設、また既存の同10万トン生産ラインの更新を行うことを明らかにした。両生産ラインは8月の稼動予定だ。総投資額は1億4,000万米ドル。また、平湖工場(浙江省)では第3次拡張計画を申請中で、早ければ年内にも建設許可が下りる見通しだ。16年の稼働を予定し、中台での工業用紙生産能力が255万トンに達すると見込む。
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