ニュース 社会 作成日:2013年3月29日_記事番号:T00042847
国民党で馬英九主席の弁公室(事務室)主任を務める台北市の女性市議、頼素如容疑者(49歳)が、台北駅周辺の高層ツインビル「双子星大楼」開発計画に関連し、賄賂を受け取ったとされる事件で、裁判所は29日未明、頼容疑者を保釈金120万台湾元(約380万円)で保釈する決定を下した。29日付蘋果日報が伝えた。

保釈された頼容疑者。昨年来、馬英九総統の側近による収賄事件が続いている(29日=中央社)
双子星大楼の優先交渉対象者だった太極双星国際開発は、仲介人物を通じ、頼容疑者と接触。頼容疑者は前金として100万元、市議会で太極双星に有利になる提案を行う見返りとして300万元、落札後に600万元の計1,000万元を賄賂として要求し、うち100万元が実際に支払われたとされる。
また、頼容疑者は同僚議員5人への工作費用として、2回目の支払い分を500万元増額するよう要求したとされる。しかし、関連提案が市議会で可決されなかったため、2回目以降の賄賂は支払われなかった。
頼容疑者は昨年11月に太極双星の不正が指摘されたことから、受け取っていた前金100万元を返還したという。
頼容疑者は裁判所での勾留尋問で、賄賂とされる資金を「選挙資金としての寄付だった」と主張し、「勾留されるなら死んでしまいたい」などと語ったとされる。
贈賄側では、台北市政府捷運工程局の元処長で、太極双星の顧問だった賈二慶容疑者が容疑を認め、10万元で保釈されたほか、太極双星に資金を提供したとされる程宏道容疑者は30万元で保釈された。程容疑者は頼容疑者に100万元を渡したことを認めたが、賄賂性は否定した。検察側は保釈決定は不当だとして、直ちに抗告の手続きを取った。
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