ニュース 社会 作成日:2013年4月1日_記事番号:T00042869
以前この欄でもお伝えした、2月に発生した新北市八里区の淡水河岸で近くに住む資産家夫婦の遺体が相次いで見つかるという事件は、当初、夫婦が通っていた喫茶店のオーナーが女店長や他の出資者2人を仲間に引き入れて殺害したと見られていたが、警察が捜査を進めた結果、女店長の単独犯との見方が強まっている。

媽媽嘴咖啡は、地元では名の知れた喫茶店だったが、今回の殺人事件で多くの野次馬が訪れ写真撮影するなど観光地と化している(29日=中央社)
事件現場とされる「媽媽嘴咖啡」の店長、謝依涵容疑者(28歳)の供述によると、彼女は被害者男性の陳進福さん(78歳)と日ごろから頻繁に会い、陳さんの自宅に足を踏み入れることもあったという。
そして陳さんはたびたび妻の宝飾品を謝容疑者にプレゼントしていたそうだ。さらにこれに飽き足らなかった同容疑者が昨年9月、「自分で好きなものを選びたい」と申し出たところ、陳さんは金庫を開け彼女に選ばせたという。
その時、彼女は金庫の中に金の延べ棒や宝飾品、現金など約4,000万台湾元相当の金品が収められている光景を目にし、これを自分のものにしたくなったということだ。
検察の調べによると、彼女はまず薬局へ行き睡眠薬を購入。これを陳さんに飲ませ、意識を失っている隙に金庫の中身を盗み出そうと画策したという。しかし、犯行に及ぶ前、謝容疑者が陳さんにプレゼントされた指輪をしていたところ、陳さんの妻(57歳)から「それは私のものではないか」と見とがめられた。謝容疑者は「陳さんがくれた」と説明したが、2人の関係を怪しく思った妻は財産を自宅から銀行の貸し金庫へと移してしまった。
これを知った謝容疑者は、陳さんに睡眠薬を飲ませて、その隙に何とか貸し金庫の鍵を探し当て、初老の女性に変装して銀行へ向かい金庫を開けようとした。しかし銀行で身分証の提示を求められたことからあえなく失敗。最終的に夫婦2人を殺害して身分証を手に入れようと考え、犯行に至ったのだという。
結局、殺害した後バッグの中などを探したものの身分証は見つからず、貸し金庫を開けることは断念せざるを得なかったそうだ。
検察は既に謝容疑者の単独犯との見方を固め、「媽媽嘴咖啡」のオーナーと出資者2人を容疑者から外しているもようで、オーナーは31日、メディアに対し「必ずまた喫茶店を開く」と語っている。ただ一度は「殺人現場」と報じられた現在の場所で営業を続けるかどうかは明らかにしなかった。
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