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ツインビル収賄事件、頼素如台北市議の保釈取り消し


ニュース 社会 作成日:2013年4月1日_記事番号:T00042873

ツインビル収賄事件、頼素如台北市議の保釈取り消し

 国民党で馬英九主席の弁公室(事務室)主任を務める台北市の女性市議、頼素如容疑者(49歳)が、台北駅周辺の高層ツインビル「双子星大楼」開発計画に関連して賄賂を受け取ったとされる事件で、台北地方法院は30日、頼容疑者の保釈を取り消し、勾留を認める決定を下した。頼容疑者の身柄は台北看守所(拘置所)に送られた。31日付聯合報などが伝えた。


極双星国際開発に資金を提供したとされる程宏道容疑者。程容疑者は当初、頼容疑者とは面識すらないと主張していた(30日=中央社)

 双子星大楼の優先交渉対象者だった、太極双星国際開発に資金を提供したとされる程宏道容疑者も保釈が取り消された。台北地方法院は「2人が共犯や証人と口裏を合わせる恐れがある」と勾留理由を説明した。

 検察側は勾留請求に当たり、弁護士団に公開しないことを条件に台北地方法院に秘密資料を提出し、裁判官は保釈取り消しが妥当と判断した。検察は他にも共犯がいる可能性を示す資料を示したもようで、市政府職員や双子星大楼の入札審査委員が賄賂を受け取っていたかどうかが今後の捜査の焦点となる見通しだ。

 頼容疑者は当初、市議会で太極双星に有利な議会工作を行う見返りとして、賄賂1,500万台湾元(約4,700万円)を要求し、その後1,000万元を3回払いという条件まで譲歩したとされる。頼容疑者が実際に受け取った100万元を選挙用の「政治献金」だと主張しているが、検察は申告がなされていないことなどから賄賂に当たると断定した。

事業推進が不透明に

 一方、双子星大楼をめぐっては、台北市政府が繰り上げで中華工程を優先交渉対象者とし、発注に向けた交渉を行う構えと伝えられたが、事件の進展を受けてプロジェクトの行方が不透明となってきた。

 郝龍斌台北市長は「もし審査過程に問題があれば、プロジェクトは中断することになる。まずは検察の捜査を見守り、審査過程に問題がないことが確定するまで、プロジェクトは推進できない」と言明した。