ニュース 運輸 作成日:2013年4月1日_記事番号:T00042877
台北駅から桃園国際空港を通り桃園県中レキ市(レキは土へんに歴)までを結ぶ台湾桃園国際機場捷運(桃園国際空港MRT)で開通予定に大幅な遅れが生じている問題で葉匡時・交通部長は31日、機電システムを受注している丸紅に対し、工事が完了した後、工期が遅れたことについて契約に基づく罰金および賠償金を要求する考えを示した。自立晩報電子版が31日伝えた。
契約によると、完成が遅れた場合の罰金は、1日当たり機電システムの受注額250億台湾元(約790億円)の1万分の5となるという。ただ交通部は賠償額の具体的な数字を示さなかった。
桃園国際空港MRTは2006年に着工、当初は10年の完工を予定していたものの、鉄鋼材料の値上がりを受けて請負業者の入札が不調となり、その後第1段階の完工が12年6月と変更された。さらに昨年丸紅は下請け業者との契約トラブルを受け、施工期間を14年まで延長することを要求し、交通部は13年10月までの延長を認めた。しかし、丸紅は最近になって再延長を求めているという。
これに対し葉交通部長は「工期の再延期は認められないが、工事は完成させなければならない」と強調。丸紅との間で交渉を進めており、4月中ごろにも内容を公表できると説明した。
ただ、丸紅はワイズニュースの取材に対し、「そもそも交通部高速鉄道工程局と合意した工程は存在しておらず、工事遅延の罰金・賠償金などと言われてもコメントできない」と回答。さらに、08年の段階で、交通部がMRTの完工は15年までずれ込むとの見通しを示していたことも明らかにした。
なお、工事担当者によると、丸紅は空港MRTで採用されている英国製信号システムのインターフェース統合に問題を抱えているとされる。同システムはMRTの安全運行にとって最重要部となるため慎重に対応する必要があり、現場でも開通は15年末にずれ込む可能性があるとの見通しが出ているという。
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