ニュース 社会 作成日:2013年4月8日_記事番号:T00042944
宝塚歌劇団の初の台湾公演が6日、台北市の国家戯劇院で始まった。中国語の歌を披露するなど台湾のファンの心をつかむ演出を取り入れ、大いに盛り上がりを見せている。
公演は男役トップの柚希礼音や娘役トップの夢咲ねねらが所属する「星組」による3部構成だ。第1部の「宝塚ジャポニズム」は、着物に身を包んだタカラジェンヌたちが「さくら」や「荒城の月」などの調べに乗せ日本舞踊を披露。会場には一緒に歌を口ずさむ観客もみられた。
第2部は台湾人気武侠小説を元にしたミュージカル「怪盗楚留香外伝-花盗人」。「台湾のアルセーヌ・ルパン」と呼ばれる酒と女をこよなく愛した主人公の強盗「楚留香」を柚希が妖艶に演じた。台湾ファンになじみのあるストーリーに加え、ユーモアを散りばめた演出に笑いが起きた。
第3部は、グランド・レビュー「エトワール・ド・タカラヅカ」。宝塚のシンボル、大階段が登場し、タカラジェンヌが次々と現れた。何度も入れ替わる宝塚ならではの華麗できらびやかな舞台装置と衣装に加え、息の合ったラインダンスで圧巻の演技を披露した。そして台湾公演らしく、故テレサ・テン(鄧麗君)さんの名曲「月亮代表我的心」や、人気映画「海角七号」の挿入歌「国境之南」などの歌で会場を熱気に包んだ。最後は全員が舞台に登場して観客に感謝の意を伝え、声を合わせて「我愛台湾」と叫び、観客は総立ちになって出演者らをたたえた。公演後は「素晴らしかった」「また見たい」などの感想が聞かれた。
宝塚はこれまで17カ国・地域で通算24回の海外公演を行っている。今回台湾では14日まで12公演を行うが、チケットは既にほぼ完売という人気ぶりだ。
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