ニュース 社会 作成日:2013年4月8日_記事番号:T00042968
行政院衛生署は3日、H7N9型の鳥インフルエンザを第5類法定伝染病に指定し、警戒レベルを第3級に引き上げた。台湾での3日以降の感染疑いは21人に上っており、特に上海市など中国4地域からの入境者に対し検疫を強化している。中国では6人の死亡が確認され、対策本部に当たる中央流行疫病指揮センターは5日、台湾での感染確認は「避けられない」「時間の問題」と域内での予防策も呼び掛けた。8日付工商時報などが報じた。

邱文達・行政院衛生署長(左)は6日指定病院を視察し、重症急性呼吸器症候群(SARS)流行を経て台湾の感染防止体制はしっかり確立されており、過度に心配しないよう市民に呼び掛けた(6日=中央社)
法定伝染病第1〜5類のうち第5類は最低レベルで、医師が感染を確認した場合に24時間以内に通報し、隔離治療を義務付けるものだ。死亡した場合には24時間以内に火葬しなければならない。警戒レベル第3級は、「動物からヒトへの感染が見られるが、ヒトからヒトへの感染や地域的な流行には至っていない」段階だ。
中央流行疫病指揮センター指揮官を務める張峰義・疾病管制局(疾管局)長は、現在は水際対策を重点に、中国や香港、マカオからの空港や港湾での入境者に対する検疫を強化していると説明した。感染疑い21人のうち、検査中の2人以外は感染の可能性が排除された。ただ張疾管局長は、中国の状況は深刻で、現地で感染して台湾に戻ってから発病するケースを完全に防ぐことは困難で、遅かれ早かれ感染例が発生するとの見方を示した。
中国では7日までに▽上海市(感染10人、死者4人)▽浙江省(感染3人、死者2人)▽江蘇省(感染6人)▽安徽省(感染2人)──が確認されている。疾管局は、これら4地域からの入境者に対し、高熱や咳、肺炎の併発などがあれば必ず検査を行い、症状が深刻な場合は指定の22病院で隔離治療を受けさせる。
上海に専門家派遣
中央流行疫病指揮センターは7日、中国の感染防止策などを随時把握するため、上海に専門家2人を派遣したと表明した。中国の疾病予防控制センター国家流感センターは同日、台湾などにH7N9型検査方法を提供したと発表した。
観光地でも予防強化
張疾管局長は、台湾内では中国人旅行者がよく訪れる観光スポットに手洗い・乾燥機やマスクの自動販売機を増設したり、ガイドは中国人旅行者に発熱や咳の症状がみられればマスクを着用させ、受診を促すよう呼び掛けた。
中国人旅行者の多い花蓮県の県政府は、ホテルに対し、中国人旅行者などに体温測定を実施するよう指示した。
中華航空(チャイナエアライン)、長栄航空(エバー航空)、復興航空(トランスアジア・エアウェイズ)は、機内の消毒徹底、マスクの準備など対策を講じている。エバー航空と復興航空は、中国からの台湾への便で機内食での中国産鶏類の使用を取りやめた。
交通部観光局は、中国での感染はまだ少数のため、中国人ツアー客の入境制限は敷いていないと説明した。
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