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「スマイル警官」が結婚、招待客の半分は通行人


ニュース 社会 作成日:2013年4月18日_記事番号:T00043160

「スマイル警官」が結婚、招待客の半分は通行人

 警察官といえば、悪いことをしていなくともあまり関わりたくないというのはここ台湾でも同じ。しかし、台北市の大安分局の派出所で警備のため毎日入り口に立つ警察官はいつもニコニコし、道行く人に自らあいさつ。時には暗い顔をして歩いている人に力強く「頑張れ」と声を掛けることもあり、その近寄り難い警察官のイメージを覆す物腰から、通行人たちは親しみを込めて彼を「スマイル警官」と呼んでいる。

 この「スマイル警官」こと陳冠丞さんは27歳で、5年前に警察学校を卒業し大安分局・和平東路派出所に配属された。しかし、もともと彼は血気盛んな性格で、意見の合わない同僚や上司と衝突。2年後に警備隊に配置換えとなり、入り口の警備および車両の出入りを管理する任務に就いた。

 その後も彼は警備隊長と口論するなど「問題児」であり続けたそうで、3年目には最低の勤務評価を受けた。

 これを不満に思った陳さんが「もう警察官を辞めよう」と考えていたある日、警察署の前を通りかかった1人の女性が彼に向かって笑顔であいさつをしてくれた。その時、陳さんの心の中に突然、温かいものがあふれ、「不平ばかり言っていてはダメだ」と悟ったのだという。

 それからというもの、陳さんは警察署の入り口に立ち、道行く人に「こんにちは」「お仕事お疲れさま」など積極的に声を掛けるようになったという。

 そんな彼を通行人たちは「スマイル警官」と呼ぶようになった。さらに彼は、警察署の近くにある歯科医院に勤務する女性のハートを射止め交際、結婚するに至った。

 そして4カ月前に行われた2人の結婚式では、招待客120人のうち陳さんの笑顔が縁で知り合った「元通行人」の友人が半分以上を占めたという。