ニュース 社会 作成日:2013年4月19日_記事番号:T00043184
内政部がこのほど発表した最新統計によると、台湾における30〜39歳の未婚女性は61万8,580人と、前年から約2万8,000人増加し、初めて60万人を突破した。過去5年間では毎年2万人以上増え続けており、女性の非婚傾向がより強まっている状況がうかがえる。
同統計によると、県市別で30〜39歳の未婚率が最も高いのは基隆市で約35%に上り、これに▽高雄市▽台北市▽新北市▽花蓮県──が続く。
基隆市に住む客室乗務員、郭さん(32歳)は「仕事が忙しくて恋人を作る暇がない。それに高い給料をもらっているから独り身でも問題ない」と話す。
一方、花蓮県在住の女性教諭、邱さん(31歳)は「花蓮は仕事が少ないため、若い男性はみんな県外に出てしまうから職場は女性ばかりで出会いの機会がない」と嘆く。
このほかマスコミ業界で働くポーラさん(30歳)は「出会いがないわけではないけれど、より条件の良い人を探したい」と語る。30歳のうちに結婚を決めたいと言うが、両親が彼女を急かしているわけではないそうだ。
結婚問題に詳しい成功大学老年学研究所の楊静利教授は、「かつて結婚には跡継ぎを残す、経済的支柱を得るなどといった複数の意味を持っていたが、現代では女性が経済的に自立し、出産の問題を除いて結婚に重要な意義を見い出せない女性が増えている」と指摘。
また中央研究院社会学研究所の楊文山研究員は、「男性は自分より若い女性を結婚相手に選びたがる一方で、女性は自分より条件の良い男性を選びたがるが、成功した男性は比較的年齢が高く、既婚の確率も高くなるため、女性が選べる対象も狭まる」と指摘した。
こうして見ると、「非婚問題」を巡る状況と背景は、台湾も日本もあまり変わらないようだ。
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