ニュース 社会 作成日:2013年4月22日_記事番号:T00043208
1人の男性がある企業に運転手として雇われた際、担保として白紙の約束手形にサインするよう要求された。しかしこの男性、会社を退職する時に手形を回収できなかったばかりに、22億台湾元の借金を背負う羽目になってしまった。
一夜にして巨額の借金を負った男性、宋さんによると、数年前、送迎サービスなどの事業を展開する会社の求人に応募したところ、経営者の妻から白紙の約束手形を担保として差し入れるよう要求されたという。当時、仕事がなくて困っていた宋さんは渋々これに応じた。
しかしこの会社、給料を支払わないなど問題を抱えるいわゆる「ブラック企業」だったようで、宋さんは3カ月で離職することになった。その後、未払いの給与は訴訟を経て手に入れることができたが、白紙の手形は戻って来なかった。
そして数年が過ぎた昨年、宋さんの家に突然、裁判所から一通の通知が届いた。そしてそこには「22億6,280万元」の返済が不履行になっていると書かれていた。
どうやら会社の経営者が白紙手形に勝手に数字を書き込み、裁判所に訴えたようだ。その結果、裁判所はこの手形が有効だとの判決を下し、宋さんはまったく身に覚えのない巨額の借金を抱えることになった。
宋さんにできることは逆に民事裁判に訴え、負債が存在しないことを争うか、相手を有価証券偽造の罪で刑事告訴するしかないが、負債額が巨額なためか裁判には1,000万元以上の費用が必要だという。
幸い、弁護士が宋さんの家計を基に救済措置を申請したところ、これが裁判所に認められ、裁判を進めることが可能となった。
なお、当の会社経営者と妻は「宋さんは当社を誹謗中傷したため賠償しなければならない」「金額は株主が決定したものでわれわれとは関係ない」などと主張している。こんな会社に関わってしまった宋さんが気の毒だ。
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