ニュース 社会 作成日:2013年4月25日_記事番号:T00043287
かつて日本プロ野球の西武ライオンズで主戦級として活躍したスター選手でありながら、2008年の台湾球界復帰後、八百長に関わったとして選手生命を絶たれてしまった張誌家・元投手が今、第2の人生を踏み出そうと奮闘している。
張・元投手は5年間在籍した西部で28イニング連続奪三振の日本記録を打ち立てたほか、台湾代表としてアテネ五輪などに出場するなど輝かしいキャリアを積み上げた。
しかし09年末に八百長に関与したとして有罪判決(控訴中)を受けて台湾球界から永久追放され、さらには妻とも離婚するなど人生が一変してしまった。
そんな彼は現在、友人が経営する台中の鉄板焼き店で料理人見習いとして無給で修行を積んでいる。このほどメディアの取材に答えた張・元投手は「じっと死ぬのを待っているわけにはいかない。なんとか今の仕事をがんばりたい」と語っており、再び人生に前向きに取り組む決意を固めているようだ。
既に見習い修行を1カ月ほど続けているそうで、鉄板焼き店の経営者は「張はプライドを捨てて謙虚に努力していて頭が下がる」と称賛。また彼の経歴を知らなかったという同店の料理人も「まじめで自分に厳しいし、同僚との関係もいい」と感心している。
そんな張・元投手に対して野球ファンの間では「ファンを裏切った彼に同情はできない」と厳しい意見もある一方で、少なからず応援の声も上がっており、彼のフェイスブックには「店に食べに行きたい」とのコメントも投稿されている。
ただ彼は八百長に関わったことを認めているわけではなく、「試合には常に全力で臨んだ」と容疑を強く否定している。このため刑事裁判および前所属球団ラニューベアーズ(現・ラミーゴモンキーズ)から賠償を求められた民事裁判についても徹底的に争う姿勢を崩していない。
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