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中国人ホステスが万華を「占領」、地元住民に警戒感も


ニュース 社会 作成日:2013年5月2日_記事番号:T00043417

中国人ホステスが万華を「占領」、地元住民に警戒感も

 台北市万華区には「阿公店」と呼ばれる、もとは知人同士が集まってお茶を飲む場所として利用されていたが、徐々に酒やホステスを置き、裏でギャンブルや売春などのサービスを提供するようなった店が数多く存在する。そんな万華の阿公店では昨今、ホステスのほとんどが中国人女性に取って代わり、さらには中国人ホステスが店を経営するようになるケースも増えているという。

 台北市万華飲酒店業協会の潘炳栄総幹事によると、同エリアの阿公店では10年ほど前から中国人ホステスの採用を始めたそうだ。しかし、当時は中国人女性が台湾で働くには台湾の身分証を持っていなければならず、さらに彼女たちが身分証を取得するには8年の滞在期間が必要だったため、今ほど中国人ホステスが多くなかったという。

 しかしその後、中台交流が進み、政府が中国人に対する規制を緩和していったことで、台湾に渡ってくる中国人女性が激増。さらに台湾人ホステスに比べ中国人は「仕事熱心」であらゆる手を使って客を楽しませ、店の業績に貢献するようになったことから、中国人ホステスなしでは店の経営が立ちいかない状況になった。

 また中国人ホステスは出身地別に徒党を組み、経営者の態度に気に入らないことがあれば集団で店を辞めるなどの行動に出ることもあったため、店側はボーナスを出すなどで引き止めを図った。こうして羽振りの良くなった中国人ホステスの中には店の経営権を買い取り、自らオーナーになる者も出現している。

 なお、中には台湾人男性と結婚した後、身分証を取得するとすぐに離婚し、中国から元・夫や子どもを呼び寄せるというホステスもいるそうで、こういう女性が阿公店の経営権を手に入れた場合、ホステスや従業員にはすべて中国から呼び寄せた家族や親戚、知人を採用するため、万華区は現在中国人が急増しているという。

 こういった状況に万華区の住民は「そのうち中国人が区長になるのでは」と警戒心を募らせている。