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林益世事件の量刑問題、裁判官が評定申し立て


ニュース 社会 作成日:2013年5月8日_記事番号:T00043523

林益世事件の量刑問題、裁判官が評定申し立て

 林益世・前行政院秘書長(44歳)が立法委員在任中、中国鋼鉄(CSC)の取引先企業の原料調達に便宜を図る見返りに賄賂を受け取ったとして起訴された事件で、懲役7年4月という一審判決が軽過ぎるとして、世論の強い批判を浴びている問題で、担当裁判官3人は7日までに、司法院法官評鑑委員会(裁判官評定委員会)に判決の違法性の有無に関する判断を申し立てた。裁判官評定制度が発足して約1年で、裁判官が自ら評定を申し立てるのは初めて。8日付蘋果日報が伝えた。


評定の申し立てについて、台北地方法院は「裁判官たちの決定を尊重する」とコメントした(7日=中央社)

 法官評鑑委の委員は、裁判官3人と検察官や弁護士などから選ばれた8人の合計11人から構成される。裁判官法に基づき、3人の裁判官は台北地方法院を通じ、法官評鑑委に評定を求めた。評定では3人に過失がなければ「評定不成立」の決定が下され、過失があれば、情状によって、裁判所、司法院、監察院などによる処分が下される。

 裁判官は評定を申し立てた理由として、▽林益世被告の保釈に政治的圧力が介在したとの指摘▽証人に対する脅迫があったとの指摘▽「裁判所は国民党が運営している」などという世論▽担当裁判官が林益世被告の裁判後に昇進したことと判決の間に因果関係を指摘する声──が存在している点を挙げた。