ニュース 政治 作成日:2013年5月13日_記事番号:T00043600
フィリピン艦船による台湾漁船銃撃で漁船員1人が死亡した事件を受け、台湾海軍は12日、フリゲート艦「康定」と行政院海岸巡防署(海巡署)の巡視船3隻による漁船護衛艦隊を組み、事件があった台湾南方沖に派遣した。13日付中国時報が報じた。

台湾南方沖に派遣された海軍のフリゲート艦と海巡署の巡視船。台湾海軍の実力はフィリピンを大きく上回る(13日=中央社)
海軍は今後、海上での巡視活動の頻度を高めるほか、巡視海域をバシー海峡南部にまで拡大。また、頻繁にバシー海峡南部で演習を行い、突発事態の発生時に現場海域に船舶を急行させられる体制を整える。海軍はこれまで、主に屏東県小琉球付近で演習を実施してきたが、フィリピンに近い海域で演習を行うことで、フィリピン海軍に対する抑止効果を見込む。
海巡署幹部は、台湾漁船を銃撃した船舶が台湾の経済水域または暫定取り締まり線の内側に出現した場合には、あらゆる方法を尽くして拿捕(だほ)する考えを示した。
台湾政府はフィリピン側に正式な謝罪や賠償を求め、フィリピン政府が14日までに誠意ある回答を示さない場合、フィリピン人労働者の受け入れ凍結、駐フィリピン代表召還などの措置を取る構えだ。
なお、総統府は12日、フィリピンの駐台湾代表が死者の遺族に「慰めとおわび」を表明したとされることについて、「正式な謝罪ではない」との見解を発表した。
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