ニュース 社会 作成日:2013年5月20日_記事番号:T00043728
台湾漁船員の銃撃死亡事件で台湾とフィリピンの関係が悪化する中、台湾人とフィリピンが双方の地で出自を隠し、身の安全を図っているようだ。中央社などが19日報じた。
2005年より医療分野の勉強のためフィリピンに留学している台湾人の呉さんによると、在比台湾人は留学生、ビジネスマンを問わず、今は自分が台湾出身であることを言わないようにしているという。
フィリピンでは、09年に中国・新疆ウイグル自治区で起きた漢族とウイグル族の衝突で、漢族の男性らが手にこん棒を持って道路を行進している写真が、台湾でのフィリピン人弾圧の模様としてインターネットで伝わったため反台感情が巻き起こり、呉さんの交流サイトにも「台湾に帰れ」などの書き込みが行われた。このため呉さんは外出時は日本語を話して日本人を装っている。
一方、台湾でも、フィリピン人が自衛策として他国出身を名乗るようにしているようだ。台湾人男性に嫁いで18年のジェニファーさんは、高雄市鳳山区の市場でフライドチキンを買った際、店の主人から「フィリピン人ではないのか?」と尋ねられ、とっさに台湾語で「あたしはタイ人よ」と答えてトラブルを避けたということだ。
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