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ベテラン郵便配達人、住所なしのはがき届ける


ニュース 社会 作成日:2013年5月24日_記事番号:T00043826

ベテラン郵便配達人、住所なしのはがき届ける

 このほど、正確な宛先住所の記されていないはがきがきちんと受取人に届くという出来事があり、このはがきを届けた郵便配達人に「さすがプロ」と称賛の声が集まっている。

 36歳の女性、邱珮芬さんは、先ごろエジプトを旅行中、20年以上前の小学校時代に美術の授業で「スフィンクス」を描いたことを突然思い出した。そして当時、美術の授業を担当していた黄滋淳先生にどうしても感謝を伝えたくなった。

 邱さんはさっそくスフィンクスのポストカードを購入してペンを執り、「今、念願かなってエジプトに来ています。幼いころ黄先生から刺激を受けたことに感謝し、記念にはがきを送ります」などとしたためた。

 しかし、いかんせん黄先生から美術を教わったのは20年も前のこと、当然、先生の住所など覚えているはずもない。しかたなく邱さんは住所欄に「新竹市北大路・王栄徳(黒点)選挙本部の右2軒隣りにある朝食店・黄滋淳先生」と書き込み、さらに余白に「郵便屋さん、すみません。住所が分かりませんでした」と記し、投函した。

 その後、はるばるエジプトから新竹市の郵便局に届いたこのはがきを手にしたのが、25年のキャリアを持つ郵便配達人、侯祥正さんだった。自分の配達エリアを熟知する彼は、正確な住所が記されていなかったにもかかわらず、難なく黄先生にはがきを配達することができた。

 これについて侯さんは「王栄徳と言えば市長選や立法委員選に立候補した有名人で、しかも顔に大きなほくろがあることから『黒点』というニックネームで知られているから、その場所はすぐ分かったよ」と涼しい顔。

 既に退職している黄先生は、20年以上も前の教え子、それもエジプトからはがきが届いたことに驚くと同時に、侯さんの配達人としての腕に敬意を表した。差出人の邱さんも、はがきが無事届いたことを知り「郵便屋さんは本当にすごい」と感激の様子だった。