ニュース 石油・化学 作成日:2013年5月28日_記事番号:T00043898
台湾中油(CPC)の高雄製油所第2重油脱硫工場で27日午後零時33分ごろガス爆発が起き、周辺の住宅で窓ガラスが割れたり、天井の板が落下する被害が発生した。漏れた水素に引火して火災となったものの、2時間ほどで消し止められた。事故の原因は輸送管の老朽化とみられている。けが人などはなかった。28日付自由時報が報じた。

黒煙を吹き上げるCPCの第2重油脱硫工場。爆発の勢いはすさまじく、600メートル離れた住宅の窓が割れたと伝えられている(27日=中央社)
同工場は、ガソリンおよび石化原料のプロピレンを生産する大林製油所(高雄市小港区)内の残油流動接触分解工場(RFCC)に低硫黄重油を供給しており、1日当たりの生産量は3万〜4万バレル。爆発事故により今後少なくとも半月から1カ月は稼働停止となる見通しで、川下の中国石油化学工業開発(CPDC、中石化)や信昌化工(TPCC)、李長栄化学工業(LCYケミカル、栄化)などへのプロピレン原料の供給に影響が出る恐れがある。また、プロピレンおよび派生商品の価格上昇を招く可能性がある。
なお、高雄市環境保護局は、空気汚染防止法に基いてCPCに100万台湾元(約340万円)の罰金を科した。
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