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フィリピンの漁民銃撃死亡事件、現場指揮官が指示か


ニュース 社会 作成日:2013年5月30日_記事番号:T00043930

フィリピンの漁民銃撃死亡事件、現場指揮官が指示か

 台湾漁船が操業中にフィリピン沿岸警備隊の艦船から銃撃を受け、漁船員1人が死亡した事件で、フィリピン入りしている台湾側調査団は29日、沿岸警備隊員8人から事情聴取を行い、事件当時の状況が次第に明らかになってきた。30日付中国時報が報じた。


調査団長を務める屏東地方法院検察署の林彦良主任検察官(中)は「証言は事件解明に役立つものだ」と述べた(29日=中央社)

 事情聴取によると、沿岸警備隊員は、台湾漁船「広大興28号」が海域からの退去を求める警告放送を無視したため、現場指揮官の指示で機関銃やライフル銃で漁船に銃撃を加えたと証言した。船体の衝突はなかったという。フィリピン側の調査結果も台湾側の調査結果とほぼ一致しているという。

銃撃を加えた沿岸警備隊の艦船には沿岸警備隊員17人と農業省漁業局の職員3人の計20人が乗り組んでおり、台湾側調査団は同日、フィリピン国家警察捜査局(NBI)の協力を得て、銃撃行為に加わらなかった沿岸警備隊員8人と漁業局職員3人から事情を聴いた。調査団は31日に現場指揮官と銃撃を行った残る沿岸警備隊員8人からも事情を聴く方針だ。

 事情聴取に応じたフィリピン側関係者の1人は「当時は漁船で死者が出たことを知らなかった。後から知り、遺憾に思った」と語ったという。

 調査団はフィリピン側から事件当時の映像も入手しており、資料を台湾に持ち帰り、フィリピン側の刑事責任の有無について検証を進める構えだ。