ニュース 社会 作成日:2013年6月3日_記事番号:T00044002
 台湾で居留期限を超えて不法滞在を続けていた外国人男性がこのほど、昨年米アカデミー賞を受賞した映画『ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日』に触発され、1,400キロメートル以上離れた日本に向けていかだで漕ぎ出すというとんでもない行動に出た。

ポシュタさんの自作いかだ。保護された時にポシュタさんが所持していたのは、パスポートとスマートフォンにわずか3台湾元だった(2日=中央社)
屏東県恒春鎮に駐屯する海岸巡防隊(海巡隊)に、近隣の漁師から「海で外国人の乗ったいかだが立ち往生している」との連絡が入ったのは2日午前のことだった。
あわてて駆け付けると、漁師の言葉通り、波に打たれて壊れそうないかだが海を漂っており、その上には西洋人の男が足を水に浸しながら座っていた。
海巡隊員が男性をいかだから引き上げ、事情を聴取を行ったところ、この外国人男性は、チェコ人のマルティン・ポシュタさん(38歳)だと判明した。
昨年11月に旅行で台湾にやってきたポシュタさんは、3カ月をかけて台湾を一周したところで旅費を使い果たし、帰りの航空券を買う金がなくなってしまったのだという。
その後、放浪生活を続けていた時、映画館で『ライフ・オブ・パイ』を観て「これだ」と思い立ち、恒春の海岸に落ちていた流木とペットボトルでいかだを自作。飲料水とビスケットなどの食料を積み込んで2日に「出航」した。
しかし、インドからアメリカ大陸までたどり着いた映画のパイ少年とは違い、ポシュタさんは5キロほど進んだところで早くも力尽きた。これを通り掛かった漁師が目撃し、通報されたというわけだ。
救助される際、ポシュタさんは海巡隊員に対し「余計なお世話だ」などと不満を口にし、自分のいかだをえい航して帰ってくれと要求した。
しかし、素人づくりのいかだは500メートルも進まないうちに沈没してしまい、海巡隊員は「きょうは天候が良かったから助かったものの、そうじゃなかったらとっくに海の底に沈んでいたよ」とあきれ顔。海外に来てまで何ともはた迷惑な男だ。
台湾のコンサルティングファーム初のISO27001(情報セキュリティ管理の国際資格)を取得しております。情報を扱うサービスだからこそ、お客様の大切な情報を高い情報管理手法に則りお預かりいたします。
ワイズコンサルティンググループ
威志企管顧問股份有限公司
Y's consulting.co.,ltd
中華民国台北市中正区襄陽路9号8F
TEL:+886-2-2381-9711
FAX:+886-2-2381-9722