ニュース 社会 作成日:2013年6月7日_記事番号:T00044103
台湾では10人に1人が腎臓に病気を抱え、人工透析を受ける患者が非常に多く「透析王国」などと呼ばれているが、行政院衛生署がこのほど発表した統計によると、台湾における腎臓病による死亡率(人口10万人当たりの死者数)は日本、韓国、シンガポールなどに比べ2倍もの高さとなっていることが判明した。これに対し医学界からは、最近社会問題化している「毒でんぷん」など、台湾における有害食品のまん延が背景にあると指摘する声が上がっている。
衛生署の2012年度死因統計によると、台湾人の腎臓に関する病気による死者数は女性で2,087人で全体の7位、男性は2,240人で11位に入った。また過去5年間の腎臓病による死者数は、台湾が人口10万人当たり約13人となっているのに対し韓国5人、日本6人、シンガポール8人と、台湾を大きく下回っている。
林口長庚紀念医院・臨床毒物科の林杰リョウ(リョウは木へんに梁)主任医師は、腎臓病患者の半数以上は原因が不明だが、最近問題となっている「毒でんぷん」や「毒しょうゆ」は腎臓に有害な化学物質を含んでおり、これら有害な食品を長期的に口にすることで病気になった可能性があると指摘した。
また新光医院腎臓科の江守山医師も、「毒でんぷんに含まれるマレイン酸は腎臓の尿細管に損傷を与える可能性がある」と指摘した上で、「診察を受けに来た患者の一部に原因不明の尿細管損傷がみられ、毒でんぷん関連の食品を食べ続けたことが原因の可能性もある」と語っている。
なお、権威ある医学雑誌『ランセット』に掲載された論文によると、人工透析治療を受けている患者の死亡率は健康な腎臓を持つ人に比べ3.14倍も高いことが分かっており、有害食品のまん延は台湾人の健康に深刻なダメージを与えている可能性が高そうだ。
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