HOME サービス紹介 コラム グループ概要 採用情報 お問い合わせ 日本人にPR

コンサルティング リサーチ セミナー 経済ニュース 労務顧問 IT 飲食店情報

公共レンタサイクルで「登山」、モラルないと批判も


ニュース 社会 作成日:2013年6月11日_記事番号:T00044142

公共レンタサイクルで「登山」、モラルないと批判も

 自転車旅行を愛好するある男性(24歳)がこのほど、台湾の道路網における最高地点(海抜3,275メートル)として知られる、南投県の山「武嶺」の展望台を目指してツーリングに出かけた。そして無事、目的地に到着したものの、そこで撮影した記念写真がインターネット掲示板に投稿されるや、大きな議論を呼ぶことになった。その理由は写真に写っていた男性の愛車が、台北市で市民に提供されているレンタサイクル、「YouBike(微笑単車)」だったからだ。

 男性は7日の夜に台北市内でYouBikeをレンタルした後、翌8日の午前1時に台中を出発。15時間かけて125キロメートルを走破、目的地、武嶺に到着した。そして9日午後3時ごろに自転車を返却している。その間40時間余り、レンタル料金は810台湾元だった。

 問題の写真を見たネットユーザーからは、「武嶺の展望台に到達するのは登山専用の自転車でも苦しいのに、車体が重くて3段変速しかないYouBikeで行くなんて超人だ」などと称賛の声が上がる一方で、「市内移動用のYouBikeでこんなに激しい乗り方をするのはモラルに欠ける。公共物破損に当たる可能性もある」といった批判も出ている。

 批判を受けて当の男性は、「自転車は壊れていない。根拠もなく公共物破損というのはおかしい」と反論。その上で台北市に対し、「早く処罰してほしい。5万元も用意すれば十分かい?」と挑発的なコメントを残している。

 これに対しYouBikeサービスを運営する自転車ブランド「GIANT」の担当者は、「利用規則に『台北市を出てはいけない』との規定はなく、男性が使用した自転車にはブレーキバンドとタイヤの摩耗以上の破損はなかったため処罰はしない」とコメントした。

 ただ、同サービスのホームページでは「YouBikeは市内の短距離移動を想定しているもので、安全のため山道や長距離ツーリングには使用しないでほしい」との呼び掛けが行われているほか、台北市交通局は走行距離に応じて料金が加算されるシステムを導入することも検討している。