化粧品や健康食品を販売している媚登峯集団（メーデンフォーム・グループ）が流通期限が切れた商品を販売していたなどとして、台北地方法院検察署は３日、創業者の荘雅清容疑者（53歳）から事情聴取を行い、関係先を捜索した。４日付蘋果日報が伝えた。
押収した期限切れ商品は、食品で３種類、化粧品で22種類に上った（３日＝中央社）
検察は媚登峯集団の従業員から、同社が流通期限を１～２年過ぎた女性向け健康食品の日付を改ざんし、会員に販売しているとの告発を受け、捜査を進めてきた。同社はまた、会員の印鑑を偽造し、国税局に会員の所得を照会した上で、美容コースのセールスを行っていた疑いも持たれている。
荘容疑者は当初、「従業員の個人的行為だ」として犯行を否認したが、その後、「過ちを改める機会を与えてほしい」と容疑を認める供述を行ったという。検察の事情聴取を終えた荘容疑者は「徹底的に調査して、会員に説明を行いたい」とコメントした。
同社は別途、「もし実際に期限切れの商品が販売されていることが判明すれば、最後まで責任を取り、検察の捜査に協力したい」とのコメントを発表した。
