ノートパソコン受託生産大手、仁宝電脳工業（コンパル・エレクトロニクス）が９日発表した６月連結売上高は570億100万台湾元（約1,900億円）で、前月比7.5％増、前年同月比9.3％減だった。第２四半期は1,671億4,000万元で前期比0.1％減と、同社が予想していた同５％減より良かった。10日付経済日報などが報じた。
コンパルの６月ＰＣ（タブレット型ＰＣを含む）出荷台数は380万台で前月比18.7％増だった。第２四半期は1,070万台で前期比２％減だった。一方、東芝からの受注カットなどで、６月のテレビ出荷量は20万台と、前月より10万台減少した。
証券会社は宏碁（エイサー）や聯想集団（レノボ）など大口顧客からの受注で、今年のタブレットＰＣ出荷台数は940万台と前年の４倍に達すると予測した。
なお、英業達（インベンテック）の６月連結売上高は372億2,600万元で前月比4.74％増、前年同月比3.97％増だった。第２四半期は1,032億2,000万元で、前期比24.4％増だった。
