12日から特売セール開催を予定していた３Ｃ（コンピュータ、通信、家電）販売大手、燦坤３Ｃと全国電子（ｅ-ライフモール）は、台風７号（アジア名・ソーリック）の台湾接近に伴い対策を打ち出している。全国電子はセール開始を前倒しし、11日午後にスタートした。一方、燦坤３Ｃの会員向けセールは期間中、インターネットショッピングでも割引を実施する。12日付工商時報が報じた。
なお今回の特売セールでは両社とも、大型テレビを目玉商品に据えている。
燦坤３Ｃは震旦電信と提携し、同社を通じて台湾大哥大（タイワン・モバイル）の月額1,667台湾元（約5,500円）の通信契約（２年）を結んだ場合、「CHIMEI（チーメイ）」の50インチ液晶テレビを無料で持ち帰ることができる。ビジオ（VIZIO）の55インチ３Ｄ・ネットワーク対応テレビは数千元引きで提供する。
燦坤の張岳龍・副総経理は４日間のセール期間中、液晶テレビは前年のセールに比べ４倍に当たる３万台の販売が見込めると予測。うち50インチ以上の製品は全体の40%を上回る１万2,000台を占めるとの見通しを示した。
