遠伝電信（ファーイーストーン・テレコミュニケーションズ）は15日、格安のインターネット用プリペイドカードを学生向けに発売した。価格は１枚298台湾元（約1,000円）で１ＭＢ（メガバイト）当たりの通信料金は１元と、同サービスの一般的な料金41～49元に比べ破格の安さだ。16日付工商時報が報じた。
市場調査会社、創市際（インサイトエクスプローラー）が３月に実施した調査によると、台湾のスマートフォン利用者のうち、ＳＮＳ（ソーシャル・ネットワーク・サービス）のＬＩＮＥ（ライン）を毎週利用する人は80.6％、フェイスブックは72.5％に達する。遠伝によると、１ＭＢではＬＩＮＥで50通の書き込みが可能で、ＳＮＳを愛好する学生の利用を見込む。
インターネットサービスでは、最大手の中華電信の利用者が300万件以上、台湾大哥大（タイワン・モバイル）、遠伝も300万件近くに達するなど激しい競争が繰り広げられており、各社は顧客拡大にしのぎを削っている。
