カネボウ化粧品が日本国内で販売した「美白効果」をうたった化粧品の使用者に、肌がまだら状に白くなる症状が出たことを受けてアジア全体で自主回収を進めると発表した問題で、19種類の商品が回収対象となった台湾において代理店を務める東方美は18日、大手４紙に新聞広告を掲載し、該当商品の購入者に対し、購入した商品の価格に20％上乗せした額の商品券を提供すると表明した。
東方美の説明によると、当初は問題の商品の購入者に購入商品と同額の商品券を提供し、使用期限は９月10日までとしていたが、事件発生を受けて日本の生産ラインに変動が生じたことから、台湾への商品供給に遅れが生じているとして、使用期限を延長（新たな期限は未発表）した上で、商品券の額も上乗せした。
なお購入者は、問題が報告されたカネボウ独自開発の「ロドデノール」という成分が配合された商品（空き瓶は不可）を８月10日までに持ち込めば、同月上旬以降に商品券が購入者の手元に送付される。
商品券はカネボウおよびＲＭＫブランドの店舗で使用でき、周年慶（創業祭）セールの割引商品に使用することもできる。
