円安で日本旅行者が大幅に増える中、航空券や観光バスなどコストが大幅に増えており、中でも北海道ツアー料金は８～９月に５～10％の値上げを迫られると旅行業界の声が聞かれた。18日付経済日報が報じた。
業界関係者によると、北海道では６月から観光バス不足問題が深刻化している。交通部観光局の統計によると、７～８月出発の日本ツアー数は前年同期の２倍で、観光バス料金も２～３倍に跳ね上がった。
中華民国旅行業品質保障協会（ＴＱＡＡ）は、台湾の旅行会社はツアーを催行するために、高い料金で観光バスを借りるか、タクシーを手配するしかなく、余分にかかったコストは自社で負担している状況だと指摘。交通費（航空券除く）がコスト全体の３割に迫っており、ツアー料金の値上げは避けられないと予測した。
観光局の統計によると、６月の台湾人の日本行き出境者数は過去最高の延べ24万6,700人で、前年同月比では79％の増加だった。円安の他、昨年のオープンスカイ（航空自由化）実現も急増の一因だ。
