友達光電（ＡＵＯ）の蔡国新副総経理は、同社の透過型ディスプレイ（透明ディスプレイ）がレストランのサンプルケース、高級ブランドのショーケース、自動販売機などに利用されており、日本や欧米から受注していると述べた。商品を展示するだけでなく、ディスプレイ上に商品の紹介を表示したり、タッチパネル機能を搭載することもできると説明した。18日付蘋果日報が報じた。
蔡副総経理は、32インチのショーケース用、50インチの自動販売機用など顧客の需要に応じてさまざまなサイズに対応していると述べた。このほど、中国の円明園十二生肖獣首銅像を展示する65インチ透過型ディスプレイを手掛け、清朝の円明園の皇家園林の様子を再現するなど、芸術品の展示分野に初めて参入したと話した。
液晶テレビの成長が鈍化する一方、公共ディスプレイ市場の成長は力強く、パネルメーカーの粗利益率も高い。ディスプレイサーチの統計によると、大型公共ディスプレイ市場は2018年まで年平均３割以上の成長余地がある。40インチ以上は1,200万台の需要を予測している。
